連載第3回
吉田 潤
W-Hobby 製 Musius-2 キットの製作レポート,今回は,カバーリングと仕上げの工程を報告します.
  今回の目次
(クリックしてください)
   I ) カバーリング(尾翼)  J) カバーリング(主翼)  K) マーキング  L) 最終仕上げ  ★) 完成!

 I ) カバーリングも小手調べは尾翼から.
 I-1) のりには,ボンドGクリヤーをシンナーで薄めたも
     のを使います.2度塗りし,べとつきがなくなるま
     で乾かします.乾燥が足らないと熱をかけたときに
     いろいろと問題を起こしやすいようです.





 I-2) 尾翼を作り替えたのでマイラーが足りなくなってし
     まいました.裏面は透明ポリエステルを使用.そっと
     乗せて押し付けるようにします.




 I-3) 私は,海外旅行用の小型アイロンを愛用.模型用
     としては,OK模型の「VIPシーリングアイロン」が
     好評.






 I-4) 裏向けてみたり,立ててみたり.アイロンは,「か
     ける」というより「あてる」という感じで.








 I-5) 表面には,やっぱり,「あこがれ」のマイラーを.




 I-6) 垂直尾翼は,回収時の識別を重視してカラフルに.
     エアースパンをクリヤ貼り(ドープ貼り).






 I-7) 尾翼のカバーリングが完了です.






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 I ) 続いて,主翼のカバーリングです.
 J-1) ポリスパンは初めてなので外翼でテスト貼り(ドー
     プ貼り).でも,思った以上に素直に貼れました.








 J-2) 翼端には,識別のためのカラーリングを.








 J-3) 前縁をアイロンでまとめます.






 J-4) アイロンによる収縮は十分に乾かしてから.






 J-5) 内翼,上面とポリスパンを貼っていきます.透け
     具合も上品で,この素材がすっかり気に入りまし
     た.



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 K) マーキングはPCを使います.
 K-1) マーキングにパソコンを使わない手はありません.
     書体や大きさを自由に選ぶことができますから.
     (写真ではMicrosoft Word に付属の WordArt を
      使用していますが別なソフトでもできます.)









 K-2) プリントアウトされた紙を切り取って,サイズや位
      置についてよく検討します.






 K-3) 次に,プリントされた紙にエサキティシューを
      仮止めし,







 K-4) 再度,プリンターに通して印字します.






 K-5) 印刷されたエサキをドープ貼りすればOK.
      (但し,プリンターはインクジェット式のものを使用
       してください.レーザープリンタなどではシンナー
       で流れます.また,インク式でも十分乾燥させな
       いとにじむことがあります.)
     
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さあ,いよいよ,完成に向けての最後の詰めです.
  大切なところばかりなので,写真を撮っている余裕のなかった作業も多々ありますが,どうかご勘弁を.
 L) 最後の仕上げです.
 L-1) エレベータートリムとデサマラインのパイプは,別
     のカーボンに作りこんではめ込みます.









 L-2) デサマ機構を仕上げます.








 L-3) ラダーのトリムも作りこみます.







 L-4) ブレードにネジを接着.







 L-5) 作り物が全て終わったところで計量です.185g
      でした.不足分の10gは,パイロンのビーコン室
      と機首下に鉛のウエイトを積むことにしました.
                    
 L-6) 最終の組み上げですが,写真を撮る余裕があり
      ません.







 L-7) パイロンも付き,デサマラインをタイマーに導い
      たら,
                 あっ!
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 ★) 完成です.
私にとっては初めてのF1B製作,おかげさまで無事に完成させることができました.また,念願の競技会にも参加することができました.
キットをご提供いただいた尼子様,また,ご指導,ご協力をいただいた皆様方,本当にありがとうございました.紙面を借りまして心よりお礼申し上げます.                      (吉田 潤)
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                                                               (W.S.Hottoke)